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【エビングハウスの忘却曲線とは】誤解と真実を理解して復習に活かす勉強法

復習のタイミングに悩む女子高生

エビングハウスの忘却曲線とは

こちらの記事は、2019年11月の記事を更新した内容になります。

 

エビングハウスの忘却曲線は、勉強法において【復習のタイミング】といて伝えられていることが非常に多いですね。

しかし、そこには誤解も多く、エビングハウスの忘却曲線を正しく理解していないことで、復習のタイミングを間違えたり、信じて勉強していた人達が実は非効率の勉強法であるということが見られます。

 

2020年10月11日時点で、5つの国家資格とその他の低い難易度~記述式などを含む高難度の資格20個を持ち、かつ、記憶と忘却についての心理学も学んだこまるblog運営者が解説していきます。

エビングハウスの忘却曲線とは?

エビングハウスの忘却曲線とは、ドイツの心理学者であるヘルマン・エビングハウスさんが発表した、時間が経過するごとにどのくらい忘却していくかを数値化(%)したものです。

無意味つづりについて記憶しどのくらい覚えているか、逆の考え方として、時間が経つにつれてどのくらい忘れていくかを発表しました。

例えば、リンゴ、猿、エビングハウスさん、エーゲ海、ソフトバンクと言った無関係なものを覚えていくことで実験を行っています。

 

エビングハウスの忘却曲線の忘却率と時間の関係は以下の通りです。

  • 20分後には42%忘れる(58%記憶している)
  • 1時間後には56%忘れる(44%記憶している)
  • 9時間後には64%忘れる(36%記憶している)
  • 1日後には67%忘れる(33%記憶している)
  • 2日後には72%忘れる(28%記憶している)
  • 6日後には75%忘れる(25%記憶している)
  • 31日後には79%忘れる(21%記憶している)

 

以下にわかりやすくイメージ図を設置しました。
エビングハウスの忘却曲線の忘却率と時間の関係図

こまるblog運営者自身は、記憶について心理学として本気で勉強した際に『こんなに忘れるのか??』という疑問が湧きました。

皆様はいかがでしょうか?

エビングハウスの忘却曲線の誤解と真実

エビングハウスの忘却曲線の誤解

多くの方がエビングハウスの忘却曲線について誤解されているので以下のことに留意してください。

  • エビングハウスの忘却曲線で実験したのは、エビングハウスさん本人ただ一人でで行ったものであり、忘却率の実験データとしては信頼性の低いものになります。
  • 実験で記憶したことはなんら脈絡が無い無意味つづりに関する記憶と忘却についてのデータであることから、現実的な話として、高校受験や大学受験や、資格取得の試験、その他日常に至るまで、無意味つづりで覚えるものがほとんど存在しません

エビングハウスの忘却曲線の真実

受験や資格取得、仕事、日常など、ほぼ全般といっていいくらいエビングハウスの忘却曲線の実験で得た数値はそのままでは使用できないということです。

エビングハウスの忘却曲線を復習に活かす考え方

ではなぜエビングハウスの忘却曲線が信頼性の低いデータであるにもかかわらず出てくるのか。

それは以下の通り、勉強に活かせる理由が存在するためです。

  • 人間は忘れる生き物あることを理解する

    通常、記憶するには努力が必要であり、復習すれば忘れにくくなり、記憶力(想起力)・記憶量がアップします。

  • 無意味つづりではなく連続する形で覚える方法を使用する

    英単語などもカテゴリ分けをしたり、文章化して関連性を持たせると忘れにくくなります。

  • 記憶した内容を使用しなければ忘れていく

    反復継続し、自分なりのタイミングを考慮して復習することで忘れることを軽減し、覚えることができる

エビングハウスの忘却曲線の考え方から導かれる復習のタイミング


無意味つづりにしないために、反復継続・復習内容の連続性を持たせるために、前日勉強した内容と重なるように勉強をしていくをよいでしょう。

  • 今日:AとBという分野の勉強をした
  • 一日後:Aの復習をしてBの勉強をする
  • 二日後:Bの復習をしてCの勉強をする
  • 三日後:Cの復習をしてDの勉強をする
  • 四日後:AとCの復習をする
  • 五日後:BのDの復習をする

 

以下は、上記の復習のタイミングの一例のイメージ図です。

復習のタイミングの考え方のイメージ図

復習のタイミングは人それぞれ異なります。

その後理解が進み、忘れにくくなったものは1週間に一回、2週間に一回と記憶が定着しているであろう分野は次回までの勉強期間を空けて行います。

まとめ

大事なことなので、ここで再度述べておきますが、人間は記憶できる生き物というより、忘れる生き物であることを認識し、忘れてしまう自分を責めないで上げてください

人は、本気で努力し、気負いすぎず、リラックスして、反復継続することで忘れることを軽減することができる=記憶できるなります。

記憶の定着には反復継続が大事ということです。

記憶の定着には以下のこまるblogの記事も参考にしてください。

>> 記憶力を大幅にアップさせるために必要な《レミニセンス効果》について

忘却率を下げてさらに勉強の効果をあげるためには、リラックスして行うと記憶の定着もよくなります。

エビングハウスの忘却曲線の数字に惑わされないように、勉強を反復継続して、忘却率を下げて記憶していける努力をしていきましょう。

できる限りリラックスして勉強に臨みましょう。

決して過度に自分を追い込みすぎないように。

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ブログ記事制作時間(更新修正):2時間48分

文字数:約2224字