アプリと未来問のみ!短い勉強時間で宅建士試験を受験してみた – 未来問の的中率の謎
少ないツールと勉強時間で宅建士を受験
令和2年の宅建士試験を受験してみたのでご報告です!
宅建士を受験するに至った発端は、こまるblog運営者が春先に急な思い付きで『不動産の経験を積みたい!』と、思い、受験することにしました。
とはいうものの。
9月から勉強を開始したので、十分な勉強時間を確保できないことから、宅建過去問アプリのみで乗り切ろうとしました。(←無謀)
その後、後述する理由により、書籍として、資格スクエア著者の未来問を購入しました。
で、勉強開始~結果まで、勉強時間や方法など細かくお話していきます。
宅建士試験の結果
宅建士試験の各点数と合計点
権利関係・・・8/14
宅建業法・・・11/20
その他の法令・・・4/11
最後の5問・・・4/5
合計 ⇒ 27点でした。
試験結果の感想
今年の合格点は例年にないほど高い38点ということでぜ~んぜん歯が立っていません。
勉強時間が不足しているのは言うまでもありませんが、宅建業法を結構頑張ったつもりだったのでこの点数はショックです( ノД`)シクシク…
一方、権利関係の中でも民法の正答率が高いのはうれしかったです☆彡
勉強時間
勉強時間は、総合計で約108.75時間です。
勉強時間の配分は以下の画像の通りです。
一般的な勉強時間が300時間~500時間と言われていますから、勉強時間が足りな過ぎて、テキストなどの基本的な内容は完全にすっ飛ばしています。
詳しい内容は、次の勉強方法でお話します。
勉強方法
勉強方法は、冒頭の通り資格スクエアの未来問と過去問アプリのみです。
それぞれ使ってみた感想を述べていきます。
宅建過去問アプリ
以下の過去問アプリを使用しました。
特徴➀《ボリュームがある》
一問一答が2050問、四択が510問。総合過去問が490問、合計3067問とボリュームがありますが、無料で利用できました。
特徴➁《民法改正対応》
民法改正に伴い、民法が改題されています。解説も図があってわかりやすかったです。
特徴➂《解き方の変化》
一問一答・通常の四択・総合過去問と解き方に変化があることで、本試験での初見の問題への心構えを整えやすいです。
宅建過去問アプリの感想
初の宅建士試験で27点取れたのは過去問アプリの大量の問題数をこなしたおかげといっても過言ではありません。
当初は、過去問アプリとわからない部分をネットで調べるというスタイルで切り抜ける予定でしたが、眼精疲労がひどいのでスマホアプリをメインの勉強にしてはいけないなと感じました。
スマホアプリでの勉強は、補助として使用することをお勧めします(T_T)
資格スクエアの《宅建士未来問》
眼精疲労に伴い、書籍で勉強しようと考えて購入しました。
で、著作権問題渦中であったにもかかわらず、資格スクエアの宅建士未来問を購入しました。
特徴➀《予測的中率74%というキャッチフレーズ》
的中率74%というキャッチフレーズは購入理由の一つです。
ただ・・・このキャッチフレーズ気になる点が出てきたので、のちの宅建士未来問の分析でお話するとしましょう。
特徴➁《問題数が少ない》
試験6日前に購入を決めました。
このことから、従来の問題集は問題数が多いものばかりだったのでさばききれないと判断し、あえて問題数の少ない問題集を選択しました。
宅建士未来問の的中率74%の謎を徹底分析
的中率74%の謎
試験の後、冷静になって考えて気になったんですよね。
宅建士未来問のAIによる的中率74%ってどこからきているんだろうかと。
鵜呑みにするなら、極論、未来問が全問解ければ合格の可能性が高いということになりますが、真相はどうなんでしょうか。
ちゃんと1ページ目に書いてありました。
『合格判定基準約70%を上回る出題カテゴリー予測的中率74%をたたき出しました』と。
あ、まって。
カテゴリー?
そっか。。。
さすがに、未来問の問題数100問の内74%なわけないですよね。
そしたら、合格する人たくさん増えちゃいますし。
思うに、出題カテゴリ的中率って、分析が得意な予備校講師なら大体当たりそうな気もするので、そんなにすごくないような気がしています。
カテゴリと問題一問ごとの分析
じゃあ!ということで、未来問がどの程度あたっているか、分析してみました。
カテゴリごとと問題一問ごと(100問中何問合致しているか)で分析しました。
ちなみに、辛口分析・解説します。
理由としては、このブログを見てくれた宅建士合格を目指している人のためになるようにしたいので。
ではいきます。
カテゴリごとの的中率
分析したところ、約70%でした。
1ページ目の通りカテゴリ的中率は74%に近いことになります。
しかし、カテゴリはほとんど合致するのはAIではなくとも可能ではないかと思います。
カテゴリという大枠の中であれば、分析の得意な方や予備校講師なら難しくないと考えます。
問題各問の的中率
気になるのは問題ごとという小さな枠の中での的中率です。
おおよそ論点が合致している問題のみカウントして、割合にします。
数値は・・・12%でした。
つまり、細かい論点はほとんどあっていません。
例えば、『時効』というカテゴリなら、的中していますが、本試験では、未来問とは違う時効の応用問題が出ています。
これを一致というのはちょっと気になるところではあります。
これらの割合を考えると、的中率はあてにならないということになります。
しかし、未来問自体が悪いわけではありません。
解説もわかりやすい方ではないかと感じました。
まとめ
結局・・・
テキストを見て、過去問を解く。
過去問で分からない部分は、テキストで確認するという一般的な流れで何度も何度も細かく勉強するのがいいと考えます。
過去問アプリは、スキマ時間の補助ツールとして利用し、未来問は問題集ツールの一つとして、他の問題集と組み合わせて利用するのが良いと思います。
テキストは一つに偏ってもいいと思いますが、問題集は一つに偏らないほうが見識が広がります。
こまるblog運営者の今後の宅建士試験
こまるblog運営者は、今回のみで、宅建士試験は終わりの予定です。
また、『不動産屋の経験がほしい』と思えば行うかもしれませんが、今のところは全く考えていません。
次回宅建士試験を目指される方、基本に忠実に何度も繰り返し勉強して、試験合格を目指してください。
がんば(ノ・ω・)ノオオオォォォ-ー
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ブログ記事制作時間:8時間08分(分析5時間含む)
文字数:約2703字