勉強中の眠気 – 勉強中に眠くならない予防法と眠くなった時の軽減法
勉強中の眠気の予防法と軽減法
勉強中こそよく眠気が強くなる人が多いと思います。
なぜ眠気の出てほしくない勉強中にこそ眠くなるのでしょうか?
勉強中に眠くなってしまう原因と対処法についてお話します。
人はなぜ眠くなるのか、その理由と睡眠の本質
まず、眠くなる基本的な理由、睡眠はなぜ必要なのかという睡眠の本質について、睡眠に特化した記事を書きましたので参考にしてください。
勉強中眠くなる理由
勉強中に眠くなる理由は以下の原因が多いです。
1、勉強中の脳疲労 ⇒ 勉強中、脳を酷使することで脳が通常以上に疲れてしまい、眠って回復したいと脳が判断しています。
2、大脳は高性能だけどさぼりたがり ⇒ 大脳は高性能であるがゆえに疲れやすいのです。とにかくさぼりたい性質があり、偏桃体が『不快』と感じた、やりたくないことを邪魔するために眠気を発生させます。
3、退屈・やる気が出ない ⇒ 勉強中、勉強自体が退屈だと『大脳が感じた』ときに眠気を発生させます。自分の気持ちが退屈かどうかではないということです。
勉強前の眠気予防法
では、勉強中に眠くなる理由を踏まえて、眠気予防についてお話していきます。
1.コーヒーを飲む
これはもうよくある話ですね。
ただし非常に多い間違いが、カフェイン摂取のメカニズムとして、眠くなったあとの眠気軽減効果は一切ありません。カフェインはあくまで眠気予防のためのものです。
もしコーヒーを飲んで眠気が軽減したならコーヒーではないほかの眠気軽減行動をとっていたり、生体リズムの関係でたまたま眠気が軽減したにすぎません。
コーヒーの眠気予防効果は、コーヒーを飲んでから15~30分後、2.5~4時間くらい続きます。
2.勉強前に仮眠をとる
勉強前に仮眠をとると、勉強中に眠くなりにくくなります。
仮眠は、一般的には30分といわれていますが、15分以下の仮眠時間が最適です。
また、状況によっては仕方ないのですが、基本はいつも寝る時間の8時間以下になったら仮眠は避けたいところです。
勉強中の眠気対策
次に勉強中の眠気対策です。
1.ストレッチ、運動を取り入れる
ストレッチや運動は人間が覚醒するためにとても重要な役割を果たしてくれます。
立ちあがって授業中は軽く腕をまわしてみたり、足を軽くパタパタ動かしてみたり、腕を後ろに回し、片方の手でもう片方の手首を引っ張って腕を伸ばしてみたり。
あとは、いったん外に出て15分~30分散歩をしてみるのもいいです。
とにかく立ち上がって動くことが大事です。
また、勉強中眠くなりやすい人は、勉強時間を短くして(90分勉強⇒休憩 >> 60分勉強⇒休憩など)ストレッチや運動する頻度を増やしてください。
2.勉強する環境を変える
勉強部屋だけにとどまっていると眠気が発生しやすくなります。
勉強部屋でなく、ほかの部屋に行く、自宅ではなく外出して図書館やカフェに行くなど勉強場所を変えてみる等々、独自の環境を変える方法を見つけてみてください。
ただし、寝室での勉強は控えてください。
寝る空間と勉強の空間(眠くなりたくない空間)は分けてください。勉強中眠くなることと寝たい時に眠くならないという睡眠阻害と勉強阻害が同時に発生することがあります。
3.身近な対応法
身近で簡易的な眠気予防方法として、顔を洗う、うがいをする、掃除をする、シャワーを浴びるなどがあります。
4.勉強科目変化させる、勉強方法を変化させる
眠くなる前に、変化を加えて気持ちを切り替えてみましょう。
国語系、数学系、英語系など科目の変化
国語系の読解、漢字を書くなどの内容の変化
つまり、勉強の科目をちょくちょく変える義務教育の方法は、眠くならない対策+勉強法としては実は理にかなっているのです。
5.仮眠をとる
勉強中に仮眠をとるのは最終手段と考えてください。
勉強中眠くなる = 仮眠というのは、大脳に『勉強をしたら眠くさせたらいいんだ!』という方法を植え付けてしまいます。まずは仮眠以外の方法を試してみてください。
まとめ
勉強中の眠気予防策や眠気軽減法はほかにも多数ありますが、今回は基本的な内容をご紹介しました。
他にも勉強時における本人のみの個別の眠気対策などもあるので、ぜひ模索してみてください。
最後に、一つ豆知識をどぞ⇓
眠くなる原因のひとつとして、脳に必要なブドウ糖が不足しているからだとされています。
と、いうものをよく見かけます。
糖分(ブドウ糖)脳の活性化に必要なので摂取は必要ですが、眠くなってきた。。。というときに糖分摂取しすぎるとさらに眠くなります。
食後眠くなるのも血糖値が上昇する等々であることからも皆様体験しているかと思います。
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