小論文の書き方の基本をしっかり押さえよう-社会人や高校生の大学受験に
小論文の書き方、書き出しや結論などの文章構成のコツ
小論文が書けない・・・という方は非常に多いのではないかと思います。
勉強時間がある、論文を書けるようになる方法を確実にマスターしたいという方は以下のブログを参考にしてください
論文の書き方を確実に覚えることができるわかりやすい理論と実践方法をわかりやすく解説
では本題に戻ります。
こまるblog運営者は、友人のお子さん(当時みんな高校3年生)の大学受験のための小論文対策で3人ほど教えたことがありますが、やはり簡単にはいきません。
小論文は大変難しく文章問題における集大成です。
論文式試験の対策をするには、小論文の書き出し・結論、そしてそれをつなぐために、法則性に従った自分の意見など文章構成方法を順番にきっちり勉強していく必要があります。
そして小論文(論文式試験)が書けるようになるころには、論文に限らず、文章題全般が得意になっていることと思います。
では小論文の書き出し・結論・自分の意見などの書き方・対策について解説していきます。
小論文のテーマ
なんでめんどくさい小論文の試験があるのか。
学生の観点と資格取得試験の観点では大きく変わります。
学生の小論文試験
小論文を通じて大学などが知りたいことは以下の点であるといわれています。
- 与えられたテーマ(社会問題や専門的に知識の問題点)に対する学生の考え方
- テーマに関する知識
- テーマという制限された範囲内での考察力
- 自分の考え方を伝える力
- 論文なので論理的思考
- 文章構成力
- 誤字脱字、ルール、自然な流れで 文章化が書けているか
学生(人生経験が少ない)に対しての試験なので、そんなに完璧なものは求められていませんが、問題点の考えや取り組み方、これらに対する自分の考えを伝える文章構成の自然な流れは必要になります。
司法試験・予備試験や公認会計士の論文式試験
資格試験になりますので、単純明快です。
- 試験問題を把握しているか
- 論点をしっかり見つけることができるか
- 論点に対してルール(条文や判例・論証など)から自身の意見をまとめているか
- 自然な流れで違和感なく文章構成ができているか
- 素直に答えることができているか
予備試験・司法試験については、大手予備校の講師から話を聞いていますが、この中でも特に基本中の基本である問題に対して素直に答えるということができていない受験生が多いそうです。
公認会計士は直近で講師に話を詳しく機会ができたので、ガンガン聞いてみたいと思います。
小論文(論文式試験)を書く際のルール
小論文(論文式試験)を書く際にはルールがあります。
三段論法
➀ 問題提起や前提条件
➁ 学生や資格試験の趣旨に沿って自分の意見を表現できているか、
➂ ➀と➁から自然な流れで結論を導き出すことができているか。
問題などテーマに沿っているか
問題のテーマから反れたら即不合格です。文章構成以前に色々問題ありです。
学生の小論文なら文法など色々
➀ タイトル,学校名,受験番号,氏名を書式に適応して書けているか
➁ 書き出しや段落を変えるときに1マス開けるなど
➂ 文字数を理解しているか(○○字以内なら9割くらい、時数範囲があるなら範囲内に収まっているか)、文法や句読点、一文が長すぎないように構成できているか、論文の特徴である「~と考える」「~である」「~だ」という断定表現を用い、「~と思う」という抽象的表現は避けてください
➃ 楷書で丁寧に書く
➄ 言葉の選び方(一人称や身内の呼び方など)⇐これは就活などでも大事です。
⑥ ひらがなで書くと違和感が出てしまうこともあるので漢字を使うべきところなどに注意
⑦ 省略表現の禁止(スマホ⇒スマートフォン、ネット⇒インターネットなど)
⑧ 近接語(同じ言葉が近くにいる)
⑨ 重複表現の禁止(習い事でダンスを習っている)
色々ありますが、書く練習をしていくうちに慣れてきて意識しなくても書けるようになってきます。
資格試験であれば法則性を用いているか
司法試験・予備試験などの資格試験では、条文や判例、論証を用いて自分の意見を述べることができているかなどです。
小論文の文章構成のコツ
文章構成といってもいきなりかけるわけではありません。
順番に勉強していくことが大切です。
漢字や言葉の使い方、文法、文章理解、長文読解、説明文を書く、感想文を書く、レポートを書く。
これらの流れ通りにいけば小論文や論文式試験における文章構成は苦手ではなくなります。
『勉強時間が足りない!!』と、勉強の順序をとばして論文を書いてもまともな文章構成はできません。文章構成の勉強は時間がかかることを把握しておく必要があります。
こまるblog運営者が色々調べて、順番通りに勉強すれば文章構成できるようになるという法則をウェブサイトにまとめました。
以下のウェブサイトを参考にしてください。
小論文・論文式試験の対策
小論文や論文式試験についてまとめると書き出し・結論などのコツ、文章構成方法、対策は以下の通りです。
- 三段論法は基本の書き方
- テーマ(問題)に沿って書くこと
- 受験する大学などのルールに沿って書く
- 文章構成において文法や法則性に反しないように意見を述べる
- いきなり論文を書こうとしても書けないので、文章構成以前のものをしっかり学ぶ
- 文章構成ができるようになるには時間がかかるので事前の準備時間をしっかり設ける
くどいようですが、小論文や論文式試験ができるようになるためには膨大な時間がかかることを忘れずに。そして問題文に対して素直に答えるように心がけましょう。
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