ヤフーとLINEの経営統合
経営統合の話
先日からよく見かけるニュースですね。
新会社を設立し、新会社の子会社にヤフーとLINEを置くという話だそうで。
ソフトバンクとZOZOとは違う経営統合方法です。
さて、今朝のニュースでコメンテーター等が話してたこと。
- 個人情報を大量保有することになるから怖い
- 個人情報は個人に帰するべきものであって、個人情報を目的外に使って広告をだすのはどうなのか。個人情報を使用するからには対価を払うべきだ
- 個人情報保護のために法律を作るのはどうか
- ヤフーとLINEのネット顧客の総取りじゃないか
- 経営統合しないとやっていけない世の中なのか
という話があり、個人的には、『?????』となっていました。
とうことで、ちょっと考えてみることにしました。
僕は中小零細企業の代表取締役経験者で、現在は個人事業主2つを運営してるに過ぎないので、大企業の統合については詳しくないため、コメンテーター等が話していたことに対し、個人的意見としてお話します。
経営統合による問題
1、個人情報の大量保有
経営統合の際に生じる個人上の相互保有やその他不手際で、サービスが利用できない状態が発生するのではないか心配だ。
2、個人情報を使用した広告
提供した個人情報を使われるのは気分が悪いという方もいるのではないか。対価もたしかに欲しい。
3、個人情報保護のための法律
個人情報が危機に晒されるのは怖いですね。
つい最近では、リクルートが個人情報を売っていたという話もある。無償で商品を仕入れ、売却して利益を得たということですね。しかも倫理規範の範囲を超えてまで。
さて、ほんとに危機に晒されるのか。
4、ネット顧客の総取り
元々、サービスの提供内容がすべてかぶる事業形態ではないのでネット顧客の総取りというのは考えにくい。
5、経営統合しないとやっていけない?
銀行などは一時期統合が相次ぎました。
果たしてインターネットサービスが統合しないとやっていけないか。やっていけないとは言えないのではないか。
ヤフーとLINEの経営統合で得をするのは顧客
1、個人情報の大量保有
個人情報の保有は、適切な方法がなされていれば、会社はサービス提供しやすくなる、ユーザーが求めているものを届けやすくなる
2、個人情報を使用した広告
ネットで色々検索していると、広告を見て疑問に思いませんでしたか?『探したいことが混じってることがある』と。
検索結果を元に検索ユーザーが求めるものを提供できるようにしようということから、検索ユーザーが助かっていることもあります。
とすると、広告がいろいろ出てきていやな時もありますが、反射的対価は存在するわけです。
3、個人情報保護のための法律
個人情報に関しては個人情報保護法などの個人情報に関する法律が複数存在します。法律自体は問題がないので、運用で個人情報漏洩には気をつけてもらいたいところです。
ちなみに、一例として、一つだけ個人情報保護の法律のリンク貼りますので気になる方はご覧ください。
4、ネット顧客の総取り
さすがに総取りとまでは行かないです。
会社の存続方法としても問題ないでしょうし、エンドユーザーとしてはさらなる新サービスを期待できます。
5、経営統合しないとやっていけない?
ヤフーとLINEに関しては、経営統合しなくても充分やっていけるでしょう。
より良い策略があってのことではないでしょうか。
某M銀行のようにあれこれ問題が起きなければ(今でもたまに某銀行では問題がでてくるので・・・)良いのではないかと思います。
経営統合の形態は違いますがスクウェアとエニックスの経営統合のようにサービス提供が維持されるだけでも問題なしですね。
今回の経営統合の私見
ヤフーとLINEの経営統合は、片方の会社が傾いてて立て直すことが目的ではなさそうなので、より良いサービス向上が期待できるかもしれません。
新しいSNSサービスがでてきたりして☆彡
親会社を設立して、子会社としてヤフーとLINEを傘下に入れる ⇒ ということは、大企業としての採用枠が増えて、就活生も助かったりして。